01
3月
09

写真家稲越功一氏が亡くなった。

尊敬する写真家稲越功一氏が先月25日に亡くなった。68歳。

商業写真にも風景写真、人物写真にも共通の感性が漂っていた。

知性の感じられる張り詰めた緊張感や、大型ホルンの響きのような包み込む意思のある写真作品が大好きである。

自分の感性にゆるみが出来たときにいつも戻る場所でもあった。

 

稲越氏は写真だけでなく、文章力も非常に高く感性の共通性があった。

以前、銀座のハウス・オブ・シセイドウの1階で写真展「女たちの銀座」が開催され、そこに書かれていた文章に感動したことがあった。

 

写真集もたくさん出版されているが、最後の写真集「まだ見ぬ中国」が今、手元にある。

訃報を知ってから銀座のLeicaフォトサロンで開催されていた写真展「芭蕉景」に駆けつけた。

http://www.leica-camera.co.jp/culture/galeries/gallery_tokyo/

モノクロの芭蕉の世界が品良く展示されていた。この「芭蕉景」の写真集は無かったのだが、何冊かの写真集が販売されていた。オマージュの意味もあってこの写真集「まだ見ぬ中国」を購入。この中には、浙江省や雲南省の近代文明に毒されていない中国の原風景が見事に切り出されている。しばらくは机上の一番手に取りやすい場所に立てかけておきたい。

 

少し驚いたのは、稲越氏のサイトで「芭蕉景」の説明文の中に、自信の死を予言している夢を見た部分が書かれている。何か自身でも感じていたことがあったのだろうか、最後まで感性がとぎすまされていた結果なのだろうか?

http://koichi-inakoshi.com/inakosiweb2009ww/00home/ina09home01.html

22
11月
08

中国語の中に日本語漢字熟語がいっぱい

現在中国語で使われている日本発の熟語が1000ほどあるという記事を見てびっくりした。

王彬彬さんという中国人の方の論文などいくつかの中国の書籍の中に書かれているそうだが、近代における西欧のさまざまな外来語を日本人が明治時代に翻訳したものが中国に入り、中国語として取り入れられたという。

例を見てびっくりするが、「革命」「政府」「社会主義」「共産主義」「政治」「経済」なども日本発らしい。日本の漢字熟語は中国から入ったものだという既成概念で考えていたが、こんなにも多くの西欧からの外来語が明治時代に日本で漢字熟語に翻訳されたことに驚くと共に少し誇らしくもおぼえた。

20世紀に入って、清朝末期には多くの中国人留学生が来日し、多くの西洋本の日本語訳の本を読み、持ち帰ってその本の中で使われていた西欧からの外来語を翻訳した漢字熟語が中国で定着したそうである。

一部の事例を転載させていただくがほんとうに驚いてしまう。

亜鉛、暗示、意訳、演出、大熊座、温度、概算、概念、概略、会談、会話、回収、改訂、解放、科学、化学、化膿、拡散、歌劇、仮定、活躍、関係、幹線、幹部、観点、間接、寒帯、議員、議院、議会、企業、喜劇、基準、基地、擬人法、帰納、義務、客観、教育学、教科書、教養、協会、協定、共産主義、共鳴、強制、業務、金婚式、金牌、金融、銀行、銀婚式、銀幕、緊張、空間、組合、軍国主義、警察、景気、契機、経験、経済学、経済恐慌、軽工業、形而上学、芸術、系統、劇場、化粧品、下水道、決算、権威、原子、原則、原理、現役、現金、現実、元素、建築、公民、講演、講座、講師、効果、広告、工業、高潮、高利貸、光線、光年、酵素、肯定、小熊座、国際、国税、国教、固体、固定、最恵国、債権、債務、採光、雑誌、紫外線、時間、時候、刺激、施工、施行、市場、市長、自治領、指数、指導、事務員、実感、実業、失恋、質量、資本家、資料、社会学、社会主義、宗教、集団、重工業、終点、主観、手工業、出発点、出版、出版物、将軍、消費、乗客、商業、証券、情報、常識、上水道、承認、所得税、所有権、進化、進化論、進度、人権、神経衰弱、信号、信託、新聞記者、心理学、図案、水素、成分、制限、清算、政策、政党、性能、積極、絶対、接吻、繊維、選挙、宣伝、総合、総理、総領事、速度、体育、体操、退役、退化、大気、代議士、代表、対象、単位、単元、探検、蛋白質、窒素、抽象、直径、直接、通貨収縮、通貨膨張、定義、哲学、電子、電車、電池、電波、電報、電流、電話、伝染病、展覧会、動員、動産、投資、独裁、図書館、特権、内閣、内容、任命、熱帯、年度、能率、背景、覇権、派遣、反響、反射、反応、悲劇、美術、否定、否認、必要、批評、評価、標語、不動産、舞台、物質、物理学、平面、方案、方式、方程式、放射、法人、母校、本質、漫画、蜜月、密度、無産階級、目的、目標、唯心論、唯物論、輸出、要素、理想、理念、立憲、流行病、了解、領海、領空、領土、倫理学、類型、冷戦、労働組合、労働者、論壇、論理学など

最近の日本における外来語はほとんど片仮名表記で音のみを伝えるが語彙の意訳を試みた明治時代の偉人達にほんとうに敬意を表したいと思う。これらすべてが片仮名表示であったら日本語の文章も非常に難しいものとなっていたのではないかと思われる。

正岡子規がBaseballを「野球」と訳したように、明治時代に多くの外来語が意訳されているのを知ったことは目から鱗が落ちた新しい発見として近年の私の中での大きな事件となった。

07
10月
08

韓流映画 「ファン・ジニ」

朝一番から新宿の映画館へ。シニア料金で1,000円はありがたい。

夏休みに韓国へ行ってから、韓国の文化や歴史に親近感がわき、韓国映画にもいろいろ興味のある部分が見えてきた。
そんな気分で居たときにこの映画の上映を知った。

NHKのBSで放送されていた同名の長編TVドラマの映画版であるが、キャスティングもストーリーも少しづつ違っている。16世紀に実在した「妓生」(キーセン)ファン・ジニ(黃眞伊)の物語。日本の京都花街の芸者と花魁の中間のようなもの。
ストーリー建ては、韓流歴史ドラマの典型的なもので、ほとんど予測できてしまうストーリーでそんなに評価はしないが、主演のファンジニ役、ソン・ヘギョが美しい。宮沢りえがデビューしたときの衝撃と同じぐらいのインパクトで見入ってしまった。演技も見事で映画の中に引き込まれる。

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映画の中の興味は、ソン・ヘギョだけでなく、韓国旅行で実際に見た両班(ヤンパン)<貴族>の暮らしの中の小道具だとかインテリア、建築物、さらにファン・ジニの衣装だった。特に衣装は現代風にアレンジされているとはいえ、その柄や色のすばらしさは感動ものである。そして、筆文字の美しさ、現在韓国ではハングルが主力となり、漢字文化は縮小されつつあるが、その美しさを見れば是非とも残しておいてほしい文化である。日本の書よりも中国の書に近く文字の美しさが輝いていた。

映画を見終わると、感動的なストーリーに中年女性の観客の多くは涙して「よかった、よかった」と口々に話しているのが聞こえてくる。
私は、韓国の美しい歴史的文化に触れられてますます韓国の文化デザインに興味を持ってしまった。
価値ある1,000円の観賞料に大満足。

02
9月
08

お銚子もの

銚子の中心市街地活性化研究会の勉強会で講演。 
その後、銚子うめぇもん研究会という名物料理創作研究のグループとの合同勉強会ということもあって、人気商品の試食会が同時に行われた。 

牡蠣の殻をつかった「熟成塩タレ」という特別のタレに鮮魚を漬け込み、処理後冷凍すると魚の細胞が壊れずに酸化を防止してうまみを閉じこめることができ、解凍後は魚の臭みがとれていてしかも鮮度が保たれたままの状態にもどるという業界では注目される技術の説明があった。 

金目煮

金目煮

その特製タレで処理された冷凍「きんめ鯛の煮物」の解凍したもの、花鯛すし、鯖すし、の3種類を試食。どれも素材の魚が一度冷凍保存されたものとは思えない鮮度を保ち、大変おいしくいただくことができた。この技術は特許も取っていて、タレは全国から引き合いがあるにもかかわらずすべて断り、銚子産以外の料理用、おみやげ用には使用しないという徹底ぶりで特産品、名物品作りにがんばっている。 

銚子市は、海産物、農産物で日本トップレベルの漁獲量、生産量を誇っているが、あくまで食の素材を提供するに止まっており、加工品としての提供では遅れをとっているのでこれを挽回し「食文化の王国」作りを目指して地域の人々が手をつなぎがんばっている。 

おみやげにこの「きんめ煮」をいただき、家に帰って子供達といっしょに解凍していただいたが、料理店で出される料理と同じようなきんめ鯛のきらきら金色含みの赤い色もそのままで味がしっかりしみ込んだメインディッシュに口福の時をすごさせていただいた。残念ながらこの「きんめ煮」は通販では買えず、お店に行かないと販売していただけません。興味のある方はぜひ、お店の方へ。 

「きんめ煮 」2500円(税込み) 

きんめ煮パッケージ

きんめ煮パッケージ

 

 

島武 
〒288-0024 銚子市天王台10195−1 
TEL:0479-22-2862(代)

09
8月
08

村野藤吾・建築とインテリア

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最近、少しでも時間があると美術館やギャラリーに行こうと考えている。 
暑い、暑いと家の中にいてもなかなか仕事が進まない。外に出て動いていると暑さをすこしは忘れていろいろな好奇心を満たすことができる。 

今回は、松下電工汐留ミュージアムへ、毎月新しい企画展があるたびに招待券を戴いているので気軽に出かけることができる。 

村野藤吾は、戦前から戦後にかけて近代日本の建築界において重要なポジションにあり、建築界に大きな貢献をし、日本の東西の地域において各都市の顔となるような有名な建物をつくり続けた日本を代表する建築家である。 
建築だけでなく、豪華客船の内装設計、ホテルの内装設計などにも彼の美意識が展開された。 
作風はヒューマニズムを基調としたもので、常に使う人達の情緒に働きかけるきめ細やかな配慮が随所に展開されている。派手さや近代性が前面に出て強く主張をするデザインではなく、時間がたち、目が慣れてきたころにしみじみとその良さがにじみ出す奥の深いデザインと言える。 

関西では、大阪旧そごう百貨店、新歌舞伎座、佳水園(現・ウェスティン都ホテル京都)、近鉄百貨店、上本町都ホテルなどの有名な建築を手がけた。 

生涯を通じて非常に多くの建物を手がけているのを見るとその偉大さがわかるとともに、歴史の中に残る大きな仕事として様々な人々の心の中に何らかの形で影響を与えた仕事に感心しつづけてしまう。 

自分にとっては、小作品だが心斎橋にあった喫茶店「心斎橋プランタン」が一番の思い出となっている。35年ほど前、女房とのデートでお世話になった喫茶店で、当時でも非常におしゃれなスポットとして人気があった。籐で編んだオリジナル椅子やパーティションがアールヌーボー風のデザインで気品があった。 

3階の鉄板カウンターでのメニューとして「コペン焼き」といって通常のお好み焼きではなく100%山芋ベースのお好み焼きで、上にはステーキ肉が乗っている豪華なものである。フランス料理のシェフが、鉄板でおしゃれな仕草で焼いてくれる高級料理の雰囲気だった。建築家の展覧会に行ってお好み焼きを思い出すのは、やはり関西人の性か?

07
8月
08

いざ初鎌倉

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いままで気になりながら、一度も訪れることができなかった鎌倉の街を男子学生に案内してもらい主要スポットを訪れながらその街の構成、商業施設の営業形態、取扱製品を見てまわった。(仕事・研究モード) 
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 鶴岡八幡宮の門前町として栄えた鎌倉の街は、メインの参道沿いにはいろいろな老舗の店舗が並んでいる。鎌倉彫、鳩サブレ、売り切れごめんの蒲焼き専門店、骨董品店など。一方新しい裏参道の方は、若者向けのオシャレな店舗がいろいろ趣向をこらした商品を販売していた。様々な観光客の客層に対応できる店舗構成が自然に出来上がっているところがおもしろく、どこにでもあるような「おみやげ屋」というような種類の店舗は意外なほど少なかった。このような個性的な店舗で商店街が構成されているため、飽きることなく興味深く散策することができた。横道を入ったところにもガラス細工の店やギャラリーなど新しい発見の喜びを味わえる仕掛けがあった。 
 平日であり、夏の猛暑日であったため、それほど人通りは多くなかったが、休日にはいつも人であふれているようである。 
 商店街への集客はやはり神社仏閣の力が非常に大きいことを再認識させられた。人を引きつけるコアなものがあるかどうかが商店街の活性化に大きな要素として当然のごとく考えられる。個々のお店の内容は、そこに来る人々にあった店舗形態になるわけで、店舗の魅力だけで人を引きつけリピートさせるというのは非常に難しいと再認識した。 

 仕事モードを外れ、純粋に観光を楽しみたいのだが、視点がすべて商店構成、商品構成に行ってしまう職業病はやはり重症である。 

 鎌倉駅から江ノ電に乗って長谷駅へ、本日のメインの訪問スポットである鎌倉大仏のある高徳院へ。  初めて対面する大仏さんは、自分だけの感覚なのか、なにか寂しそうな表情が気になった。室町時代に鎌倉の町を襲った大津波で大仏殿が押し流され、それ以降露座になってこの暑い夏の太陽を直接浴びながら瞑想している姿に少し同情したくなってしまった。 
 大仏像の左サイドから大仏像の中に入ることができる。炎天下に露座している青銅製大仏像の中なので熱がこもり、一瞬で汗が噴き出てきてしまう。このような大きな仏像の中を見たのは初めてだったので、感動はしたのだが、最近の酸性雨のせいで、像が腐食し、雨漏りがするようで、水漏れ防止の樹脂による修復もされていた。そして酸性雨の影響を調査するための機器も設置され腐食防止対策が考えられているようだ。 

北鎌倉の方の数あるお寺には行っていないが、長谷観音寺に最後に訪れ、高台の展望スペースから鎌倉の町と海を一望することができた。 
 三方山に囲まれ、一方は海という自然の要塞に鎌倉幕府の拠点を設けたのはやはり賢明な選択だったのだなと納得。 

 小さな京都という趣がありながら、街全体のスケール感は小さなイメージだったので、今後も時間を作って詳しく探訪したいと感じた。自宅から一時間半で鎌倉に着いたことが最も驚きであり、日頃の行動範囲とまったくかわらないので、構えずに気楽に訪れたい街のリストに加えることにした。

30
7月
08

『地球で一番幸せな場所』

仕事の合間で3時間の空白ができたので、見たいと思っていた映画を見ることに。 
2006年3月にできたアジア映画を中心に上映する「シネマート六本木」へ。 
映画は、ベトナムの少女トゥイのしあわせをゲットする5日間の物語『地球でいちばん幸せな場所』。 

 

地球でいちばん幸せな場所

地球でいちばん幸せな場所

10歳の両親を亡くした少女の危険だが勇気ある行動が自分と自分に優しくしてくれた人を幸せにするストーリー。私自身、悲惨なベトナム戦争の戦後から立ち上がった新生ベトナムを非常に楽観的な視点で考えていた。現状の貧しいベトナムの人々の生活が次々映し出される現状に少しショックを受けた。都会は別としても農村部での社会資本の充実の遅れや、労働条件など、まだまだ大変な現状を見て自分の無知も反省。 

そんな中で、常にポジティブな考えで前向きに自分の幸せよりも自分に優しくしてくれた人の幸せを願う優しい心の少女にある意味で現代社会で忘れかけている心の大切さを学んだ気がした。 

物質的な充足だけでは幸せは得られないということが解ってきた日本人(私も含めて)にとって心の持ち方、使い方の指針を提示してくれるいい映画だった。 

映画はすばらしかったのだが、うれしいことなのか、悲しいことなのか少し複雑な心境になったことがあった。 
鑑賞券を一般価格で購入しようとしたら、「割引は利用されません?」とチケット販売の女性に言われた。割引一覧を見ると「シルバー(60歳以上)=¥1000」となっていた。 
日頃、人におだてられ、とても60以上に見えないと言ってもらい、自分でもそれなりに若い格好をしているつもりが、きっちり見破られている現実に苦笑してしまった。800円安くなったのは嬉しいのだが・・・・・。

29
7月
08

『2008イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』

ehonten01 午前中仕事の後、訪問先の近くにあった板橋区立美術館へ。いい企画展、特に絵本関係の企画展で実績のある美術館である。 
 今回の企画展は、今年で28回目、毎年恒例の「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」。 
 世界最大の規模を誇る絵本原画コンクールの入選作家23カ国99人の作品が一同に展示されている。「絵本」展示ではなく、あくまで「絵」が主役の展覧会である。それぞれの国の文化をベースに豊かな感性で一般人が想像できないイメージをすばらしい色彩と共に展開して見せてくれる。商業主義のイラストレーションと違って、見る側に媚びを売らないオリジナルなメッセージを図像化しているため豊かな表現で楽しませてくれる。いつも何気なく見ている絵本も言葉を外し、「絵」とタイトルからそのストーリーを想像すると、「ニタッ」とするようなおもしろいメッセージが伝わってくることがある。言語でくわしく説明されるコミュニケーションが主体の日常では、あまり考えずにわかった気になっていることが多いが、このような「絵」からそこに含まれているメッセージを読み解こうとする行為は、日常使わない脳の一部分をいたく刺激されて心地よさを感じる。 

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 「絵本」=子ども向けという図式を既成概念で捉えてしまうことが多いが、印刷物と違って原画を見るとその色彩の深みや微妙なグラデーションに心が揺らいでしまう。こんないいものを子ども達に独占させるのはもったいない。大人ももっと絵本の世界を素直になって楽しむことを提案したい。 
 長野県安曇野に、世界中の有名絵本作家の絵本原画コレクションを多数所蔵している「ちひろ美術館」もあるので、機会があればまた訪れてみたい。

06
5月
08

香取神宮と佐原

 

4日の日曜日に以前から気になっていた下総の国「佐原」へ行ってきた。 
最初に佐原の町から少し離れた下総国一の宮「香取神宮」へお参りに。 
香取神宮は、2600年以上の歴史を持つと言われ、日本の三大社の一つになっている。 
三万七千余坪の境内は、うっそうとした老杉の森に覆われ、参道の青葉の緑が美しく、雨上がりの森の中の独特のにおいを楽しみながら散策し、参拝。

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その後、佐原中心地の観光ゾーンへ。連休中なので観光客も多かったが、なかなかいい雰囲気の街並みで、古い歴史的建造物や街並みをしっかりと守っているのが印象的。 

伊能忠敬の出身地ということで記念館なども立派に整備されていたが、倉敷のような美術館などの大型文化施設がないため、おみやげ屋さんと食べ物屋さんだけでは、風格のある観光地としては物足りないものとなっている。 

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「江戸まさり」というキャッチフレーズで文化度の高さをうたっているが、ちょと無理があるよう。水郷を独特の小舟で船頭のおばちゃんと廻る「舟めぐり」も観光の目玉の一つになっていて独特の景観を生み出しているのはなかなかいいもの。 

 

時間もさほどなく詳しく佐原の町を廻ったわけでもないので結論めいたことを言ってはいけないが、リピーターに期待するには少し難しいかなと思われる町。 

しかし、小さなお祭りも含めいろいろなお祭りを打ち出しイベント中心に集客している方法はなかなかのもの。三百年の伝統がある七月の祇園祭、一〇月の秋祭りの二つの「佐原の大祭」は豪壮な山車が町中に繰り出し活気あふれる祭りとなっているようだ。 

どこの観光地に行ってもその裏側から見てしまうので、なかなかすなおに楽しめないが、日本の伝統的なものが守られている町を見るのは何かほっとする。

13
4月
08

メトロ&ぐるっとパス

東京にはすばらしい美術館や博物館が非常に多い。 
これらのミュージアムを1カ所ずつ入場料を払っていると結構な出費となる。 
学生やミュージアム好きには、うれしいチケットが存在する。 
「メトロ&ぐるっとパス」 
「ぐるっとパス」とは、都内の61カ所の美術館、博物館、動物園、水族館、庭園などの入場料が無料であったり、団体料金になったりと非常にお得である。 
東京で休みの日に3カ所ぐらい廻ればもう元は取れる計算で、あとはすべて無料というわけ。 
ただし、有効期限は来年の3月31日までだが、最初の使用から2ヶ月間が有効なので、2ヶ月以内に集中して廻る必要がある。 
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そしてメトロに関しては1日乗車券2枚がついてくる。料金は2800円。 
「ぐるっとパス」だけだと2000円なので1日乗車券1枚が400円と低料金になっている。 

お目当ての展覧会があれば、ぜひとも買っておきたいチケットである。 
購入は、メトロの定期券売り場で。発売は来年1月31日まで。




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